ご挨拶

このたび、第6回日本ボツリヌス治療学会学術大会を開催させていただくこととなりました。本学会はボツリヌス療法およびその対象病態に関する研究発表と情報交換を通して、会員の知識と臨床応用能力の向上をはかり、社会に良質の医療を提供することを目的として設立されました。本学会は脳神経内科、眼科、脳神経外科、リハビリテーション科、整形外科、耳鼻咽喉科、小児科、皮膚科、形成外科・美容外科、泌尿器科、麻酔科、歯科口腔外科、獣医学科など多領域にわたる学際的でユニークな学会であり、医師や理学療法士、作業療法士などのメディカルスタッフ等により構成されています。

このようなボツリヌス療法にたずさわるステークホルダーの多職種への広がりは、今後とも継続していくと見込まれることに着目し、第6回学術大会では「これからのボツリヌス療法 -スキルアップと多職種連携-」を主題として掲げました。「スキルアップ」はボツリヌス療法の裾野を広げるためにより教育的なレクチャーを多く取り入れ、各分野のエキスパートにより、実臨床に即した有効な治療手法を初学者にもわかりやすく解説することを目的としました。また「多職種連携」は実臨床で重要なセラピストなどとの連携の方法などを取り上げる予定です。とくに痙縮治療にはボツリヌス治療とリハビリテーションは有効な治療の両輪であり、その意味においても「多職種連携」は極めて重要と言え、最近の知見を交えて活発なディスカッションをお願いしたいと思っています。

その他にさまざまな領域におけるボツリヌス治療の最前線のトピックやボツリヌス療法の世界的な動向なども取り上げ、本学会の将来についても考えてみたいと思います。特別講演は、アジア地域で精力的にボツリヌス療法を展開している、University of Santo Tomas(フィリピン)のRaymond Rosales教授にボツリヌス療法の幅広い臨床応用について講演していただきます。

多くの方々のご参加をお願い申し上げます。

 

第6回日本ボツリヌス治療学会学術大会

大会長  有村 公良

副大会長  下堂薗 恵