日本ボツリヌス治療学会

ご挨拶

近年、ボツリヌス治療は、ジストニアなどの不随意運動、脳性麻痺、脳卒中の後遺症の治療や美容目的の用途などのほか、適応外ですが片頭痛や難治性疼痛の治療にも応用されてきています。なおりにくい病気が多い神経の分野で、実として劇的に患者さんの症状を良くすることができる臨床分野に成長してきました。

これまで、ボツリヌス毒素製剤の供給は一社のみでしたが、現在2社となり、さらに参入してくるメーカーが予想されております。メーカー主導の研究会では、適応外使用に関する議論ができず、また本当に役に立つ治療の知識やハンズオンなどの教育を受ける機会が不十分になってきました。

本学会は、20年以上の歴史を持つ「神経筋ボツリヌス治療研究会」を母体として、神経内科・眼科・リハビリテーション科・脳外科・耳鼻科・整形外科・麻酔科・形成外科などの分野にわたる治療に携わっておられる先生方を中心としてPTやOTといったメディカルスタッフの方々にもご参加いただける学会とすることにいたしました。

主な活動は教育ですが、我が国では諸外国ではまだ十分に認可されていない下肢痙縮などでは、新しい治療法を世界に発信できるのではないかと思います。

皆様、ふるってご参加ください。

平成26年5月
日本ボツリヌス治療学会 理事長
梶 龍兒

日本ボツリヌス治療学会 梶龍兒